田原先生こんにちは。
いつも勉強させていただいております。
お忙しいところ申し訳ありません。よくわからない箇所がありましたので質問してもよろしいでしょうか。
基本編の第23講、LR回路・LC回路の中の
LC回路の例題です(例2や例3ではなく、ただ例とだけ書いてあります)。
I=-(マイナス)qドット
の説明で
「コンデンサーから電流が出て行く向きに、正の向きをとると
I=-qドット になります。」
と説明されていますが、なぜ「マイナス」と負の符号がつくのでしょうか。
なぜ正ではないのでしょうか。
ご教示お願いします。
物理が苦手なおやじ
I=±dq/dt の符号は、電流の正の向きによって決まります。
(1)電流の正の向きがコンデンサーの+qに流れ込む向きのとき
→ +q -q
−−||−−
1秒間に導線の断面を右向きに1Cが流れたとき、電流は1Aになります。
このとき、電荷qは1秒間に1C増加するので、dq/dt =1となります。
よって、このときは、I=dq/dt
(2)電流の正の向きがコンデンサーの+qから流れ出る向きのとき
← +q -q
−−||−−
1秒間に導線の断面を右向きに1Cが流れたとき、電流は−1Aになります。
このとき、電荷qは1秒間に1C増加するので、dq/dt =1となります。
よって、このときは、I=−dq/dt