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力学13講 運動量保存則への感想


真さんからの感想です。
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13講はかなりシビアですね・・・
とはいえゾクッと来るほど興味深い話題でしたので
復習することも忘れて勢いで感想メールをしてしまいました(笑
真です。いつもお世話になっております。

[感想]
「相対速度の質量Mr」というのがピンときませんです。
いや、勿論数式上(1/m)+(1/M)=(1/Mr)からMr=(Mm)/(M+m)
ということはわかりますが…
例えばBに対するAの相対速度、Va-Vbというのは
Bの上に観察者がのって、あたかもBが停止しているような
環境下でAを見たときにAの速度がVa-Vbに見えるということですが、
それならば相対質量Mrとは、本来質量Mである物体Bが
あたかもBの質量が0のように振舞ったときに見えるAの質量のことなのでしょうか?
この辺のイメージが中々わきにくいです。。

もう一点厳しかったのは二体公式ですね。
重心系の運動Eと相対系(?)の運動Eの和を考えるところまではわかりますが
位置エネルギーとか考えなければならない問題はどうなるんでしょう?
例えば物体Aが大きい入れ物みたいな状態で物体BがAの中をコロコロ移動して
摩擦ではなく垂直抗力の影響で物体Bに押されてAも動いていく・・・
って感じの問題というのでしょうか?
この場合摩擦がないので力学的エネルギー保存則を考えますが
そこで位置エネルギーを考えるときで唸ってしまいそうです。
重心系の質量にあわせるのか、相対系(?)の質量Mrにあわせるのか…
勘を働かせると重心系は高低に運動などしないし
Aに観測者を置いてBの運動を見ればBだけが高低差の関わる運動をしているので
相対運動の方のMr・ghを考えればよいんだろうなぁとは思いますが
中々理解が追いつかずにフリーズしてしまいました(苦笑

波動や電磁気、熱力学と勉強するところは沢山ありますし
2006年度の応用解法編で二体問題を詳しく扱われることを祈って
夏以降までこの疑問は封印しておくことに致します。


今回の話題はとてもとても面白かったです。

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