●ハンドル名:タロー
●質問内容:
問題演習をしていていろんなところで出てくる
「斜面への斜放投射」について質問です。
この手の問題はv-tグラフによってきれいに解くことはできないのでしょうか?
宜しくお願いします。
「斜面への斜方投射」の場合、2つの解き方があります。
(1)水平ー鉛直に運動を分解する場合
(2)斜面に平行ー垂直に運動を分解する場合
斜面に衝突するまでの運動なら、どちらで解いてもあまり変わりません。
(1)の場合は、水平方向が等速運動になるので、運動を解くのは簡単ですが、
衝突する条件が、斜面の方程式との交点を求めることになるので、少し面倒です。
(2)の場合は、等加速度運動を2つ考えることになるので、少し面倒ですが、
斜面に衝突する条件が簡単になります。(ここでv−tグラフが少し利用できます)
決定的に変わってくるのは、「斜面とくりかえし衝突する場合」です。
斜面が滑らかな場合、斜面との衝突による力積は、斜面に平行な運動には影響しないので、
平行成分は等加速度運動になります。
一方、垂直成分は、v−tグラフを使って、規則を見抜いて無限等比級数の和として計算します。
このあたりの詳しい話は、応用編 第1講(無料)を参考にしてくださいね。