Top >  05物理用語解説 >  力のモーメント

力のモーメント

力のモーメントとは、剛体(大きさをもち、変形しない物体)を回転させようとする作用のことだ。

力のモーメントの大きさを決める要素は2つある。

(1)力の大きさ
(2)回転の中心と、力の作用線との距離

※力の作用線とは、力ベクトルを含む直線のこと。

力のモーメントは、次のように定義される。

(力のモーメント)=(作用線までの距離)×(力)

いくつかの力が剛体にはたらいて、剛体が回転しているとき、剛体にはたらく任意の点のまわりの力のモーメントはつりあっている。

これは、図形的に言えば、力の作用線が一点で交わることを意味している。

もし物体に3つの力がはたらき、1点で交わっていないとすれば、2つの力の作用線の交点を中心に取ったときに、残りの力のモーメントだけが0にならずに残り、全体として0にならないことがわかる。

「力のモーメントがつりあっている」⇔「力の作用線が一点で交わる」

という関係を利用すると、剛体が倒れる条件と、剛体が摩擦力に逆らってすべる条件とを比較する問題を、一瞬にしてとくことが可能になる。

 <  前の記事 みなさんのコメントからー2  |  トップページ  |  次の記事 「波のグラフは、上流を見よ!」  > 


このサイトについて

このページは「大学受験物理学習マニュアル〜高校物理の勉強法」の記事のひとつです。

他にも多くの記事があります。トップページサイトマップもご覧ください。

田原の物理 無料講義はこちら
物理Web講座公式サイト
東大・京大合格体験記あり!
大学受験の物理・社会人も

田原の物理 無料講義はこちら
お知らせ

メールマガジン

人気ホームページランキング

リンク集
おすすめリンク
大学受験
医学部受験
編入学・再受験
弁理士試験(選択試験・物理工学)
その他資格試験(電検3種・作業療法士など)
高卒認定試験(旧 大検)
大学生向け
海外からの受験
サイエンス一般
その他
講座・学習法
物理ネット予備校
大学受験物理学習マニュアル
物理Web講座 Q&A
田原の物理ブログ
物理科講 師・田原の日常
センター試験物理.com
予備校講師の参考書レビュー
大学受験の問題 集・参考書レビュー

医学部受験
医学部 再受験.com
医学部 偏差値ランキング.com
医学部 予備校.com
医学部 再受験.net
医学部 学士編入.com

テーマ別
交流回路の基礎. com
理科総合
田原の理科総合ブログ
理科総合.com