センター試験の難易度は?どんな問題が出題されるの?
新課程になって、物理Iで扱う範囲は少なくなりました。
また、新課程初年度の2006年度は、平均点が70点を超え、易化という評価でした。
ということは、センター対策に必要な時間が短くなったのでしょうか?
ところが、実はそうではありません。
もちろん、70点くらいでよいというのなら、対策にそれほど時間をかけなくてもよいでしょう。
でも、90点以上を目指すのであれば、むしろ、旧課程のときよりも対策が必要です。
その理由は次のとおりです。
新課程では、センター試験と二次・私大の問題の出題傾向が、旧課程のときよりもはっきりと分かれてきます。
ですから、二次・私大対策に比べて、センター試験対策を別にやる必要性が増してきたのです。
確かに、2006年度の問題は難しくありませんでした。
けれども、この年の試験は、旧課程で学んだ受験生を配慮してか、新課程になって追加された範囲からの出題がほとんどされませんでした。
2007年度以降は、新傾向の問題が出題されることが十分予想されます。
例えば、僕は、こんな問題を予想しています。
【問題】机の上に1円玉を立て、1円玉の面に垂直に磁石を近づけたら、1円玉はどうなるか?
(1)磁石側に倒れる。
(2)動かない。
(3)磁石と反対側に倒れる。
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皆さんは、解けましたか?
このような問題を3問、間違えれば、90点以上は取れません。
そして、二次・私大対策をしていても、このような問題を解けるとは限りません。
というわけで、高得点を狙うためには、新課程から導入された「生活と電気」を中心に、小問対策が必要になってくるのです。
とはいえ、二次・私大対策と重なっている部分も、ある程度ありますので、センター対策期間として1〜2ヶ月間を考えておけばよいでしょう。
マーク試験模試などの成績をもとに、対策に必要な期間を決めればよいと思います。