Top >  『微積で楽しく高校物理がわかる本』への感想(2)

『微積で楽しく高校物理がわかる本』への感想(2)

オジンシュタインさんからいただきました。


『微積で楽しく高校物理がわかる本』の力学部分を読み終えました。
運動方程式を中心にして、力学の各法則がこのように有機的に結び
ついていたのには、あらためて驚いています。
今までは、エネルギ保存則や運動量保存則等の公式(数式)は同じ
力学の分野とは言え別個に導きだされたものだと思っておりました。

今時の学生さんはこういう本で勉強ができるのを感謝してもらはな
いといけませんね。
--------------------------------------------------------
(ちょっと蛇足)
ちなみに私は約30年前は受験生でした。高校1年(2年だったか
な)初めての物理のテストで赤点を取って以来すっかり物理嫌いに
なっていた私はある本を偶然手にしたおかげで180度物理に対す
る取組み方が変わってしまいました。
その本の名は、今は亡き竹内均先生の「よくわかる物理(旺文社)」
(現在は絶版)です。この本は当時出回っていた他の本と違い、物
理法則が何故そうなるのか、どう考えて、どうやって導きだされた
のかを親切に解説してくれていた本でした。決してレベルの高い本
ではありませんが、私には非常に重要な本でした。
ただ、勿論微積を駆使するような書物ではありませんので、「田原
の物理」のような有機性はなかったですねえ。
田原先生の本も、もしかしたらかつての私のような学生の救世主に
なっているかもしれませんね。
--------------------------------------------------------


あと角振動数ωの単位が「rad」となっておりますが、「rad/sec」
ではないかと思うのですがどうなんでしょうか?
(誤植です。すみません by田原)

この問題を終えたら、私の最大の弱点「電磁気学」に挑戦です。

長くなり申し訳ありません。
またお便りします。

ps(くどい!)
『微積で楽しく高校物理がわかる本』ですが、少し紙質が硬く(厚く?)
背中(糊がついている部分)が硬いので、ページを開いた時に安定しま
せん(すぐバタッと閉じてしまう)。もうすこしこの辺を改善する
と勉強し易いと思います。
まあこれは出版社に言うべきことですね。
(中身はまったく問題ありませんから)


以上

 <  前の記事 はじめての微積物理(力学編)の早割り価格  |  トップページ  |  次の記事 160選の57番について  >