センター試験物理には、「頻出かつ間違えやすい問題」というものがある。
その代表例が、次のような問題だ。
例題
天井からばねをつるし、他端に質量mの物体をつないだ。
自然長の位置から手で支えながら鉛直下方に下ろしていったところ、
dだけ下がったところで手から離れた。
離れる直前の物体の運動エネルギーはどのように表されるか。
ただし、
W1:重力のした仕事
W2:ばねのした仕事
W3:手のした仕事
選択肢
(1)W1-W2-W3 (2)W1+W2-W3 (3)W1-W2+W3 (4)W1+W2+W3
(5)-W1-W2-W3 (6)-W1+W2-W3 (7)-W1-W2+W3 (8)-W1+W2+W3
正解は、(4)
仕事の符号は全て文字の中に含まれている。
W1>0,W2<0,W3の符号は動かし方によって変わってくる。
でも、そんなことと関係なく、仕事の前に書く符号は、すべて+になる。
このテーマは、センター試験では、2から3年に1度、出題されている。
テスト演習などを見る限りでは、受験生の正答率はとても悪い。
このようなテーマは、センター試験にはまだたくさんある。
それらをつぶしていくと、効率的なセンター対策になる。
頻出かつ間違えやすいテーマを押さえている講座です。
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