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2007年08月10日

鳥取大学(医学部・学士編入)

鳥取大学医学部学士編入(3年次編入)制度の趣旨は、次のようになっています。

I 趣旨
太字にしたところが、鳥取大学医学部学士編入制度の特徴ではないでしょうか。
地元に根ざした医師を育成したいという趣旨が、伝わってきます。


(以下引用)

鳥取大学医学部医学科では,高い倫理観と豊かな人間性を備え,地域特性に合わせ
た医療の実践や最先端の医学を創造できる医師を養成すること
を教育目標としていま
す。

この目標を達成するために,
@生命の営みに関心のある人,
A科学的な思考能力のある人,
B医学に対する学習意欲と適性のある人,
C人と協調できる柔軟性のある人,
D山陰地方の風土と生活に関心のある人,
E医学・医療と保健・福祉の進歩に貢献できる人を求めています。

この理念の基に,医学部医学科以外の学部・学科を卒業した学士の中で,医師を目指す意欲的な人たちに,専門科目から始め,4年間で卒業して医師となる道を開き,専門分野を問わず優秀かつ人間性豊かで意欲的な人材を求めます。


U 募集人員

平成20年度の場合

5名(医学部医学科)

V.入学時期及び年次
編入学の年次は3年次とし,編入学の時期は4月とする。

W.出願資格
大学を卒業した方(学校教育法第68条の2第4項の規定により学士の学位を授与
された方,及び外国において学校教育における16年の課程を修了した方を含む。),
及び平成20年3月までに大学卒業見込みの方。
ただし,医学部医学科を卒業した方及び卒業見込みの方は含みません。

X.出願手続
(1)出願受付期間(平成20年度の場合)
平成19年8月17日(金)から8月24日(金)まで(必着)

Y.選抜方法

(1)第1次選抜
課題論文,成績証明書,推薦書などの出願書類及び学力試験の成績を総合して
50名程度を合格者とします。

*学力試験とは生物学,化学,物理学などの医学を学ぶための基礎的な知識を問う試験です。

(2)第2次選抜
第1次選抜合格者に対して次の日程で外国語試験と面接を行います。

(3)合格判定
第1次及び第2次選抜の結果を総合し,学力,人間性共に優れた人材を合格者とします。

鳥取大学医学部学士編入試験についての詳しい情報は、鳥取大学のHPをご覧ください。

鳥取大学医学部学士編入

2007年05月15日

医学部学士編入の試験科目

医学部学士編入の試験は一般入試に比べて試験科目が少ないため、文系学士社会人にとってもチャレンジしやすい制度である。

しかし、各大学5〜15名程度の定員枠に多くの受験者が殺到するため高倍率であるだけでなく、英語や生命科学、自然科学などの学力を問われる超難関試験となっている。

1次「書類審査」→2次「学科試験」→3次「面接(集団討論)」
1次「学科試験」→2次「(小論文・)面接(集団討論)」

という方法が多い。

学科試験の内容は「英語」「小論文」「生命科学(自然科学)」などが中心。最近の傾向として、大学教養課程レベルの知識を要求する大学が増えてきている。


[参考サイト]
医学部 再受験.com
大学受験物理学習マニュアル

群馬大学医学部学士編入(文系学士受験可能)

群馬大学は、小論文文系向きで文系学士にも受けやすい大学である。
受験資格にも制限がなく、受験可能である。

しかし、平成19年度の合格者数を見ると、文系学士は2名/15名であり、狭き門であることは間違いない。

平成19年度の合格者は、15名(出願者数:560名)

出身大学
+北海道 5
+東京 1
+神戸 1
+京都 1
+徳島 1
+東京薬科 1
+慶應 1
+大正 1
+文教 1
+Sydney 1
+Georgetown 1

出身学部
+理工学系 8
+医療系 3
+文学 2
+教育 0
+その他 2

学位
+学士 9
+修士 5
+博士 1

群馬大学医学部学士編入ページはこちら
[参考サイト]
医学部 再受験.com

文系学士でも受験可能な大学

多くの大学では、自然科学系の取得済単位を要求したり、編入試験が自然科学系(特に生命科学)にかかわる問題が出題されるため、文系学士編入することが難しい。

現状で文系学士受験可能な大学は、以下の4つだ。

文系学士が受験可能な大学
群馬大学富山医科歯科大学東海大学など)

ただし、放送大学や、大学の通信講座などの科目履修生になり、自然科学系の単位をそろえれば、文系学士であっても受験可能になる。

1年後に編入試験を目指すのであれば、編入受験できる大学が増えるので検討の余地あり。

[参考サイト]
医学部 再受験.net

2007年05月08日

学士編入vs一般入試

学士持ちの人で医学部再受験を目指す場合、学士編入と一般入試のどちらかを選ぶことになります。

学士編入のメリットは、大学3年生からスタートできるので、2年早く医師になることができる点です。
大学でしっかり勉強した人、英語が得意な人は学士編入をまず考えるべきでしょう。

ただ、学士編入にも問題点があります。
(1)英語が得意でないと難しい。
(2)生物についての知識が必要。
(3)編入試験は情報が少ない。
(4)卒業した大学の成績が悪いと、教授の推薦を得られにくい
(5)一般の方が、努力が結果に結びつきやすい。

以上の点を考慮して、どちらの選択にするか考えてみるとよいでしょう。

[参考サイト]
医学部 再受験.net