過酷なパン工場のアルバイト (たとえ話)

物理ネット予備校

山田パンの工場でアルバイトをしていました。

彼の仕事の内容は、ベルトコンベアの横に立ち、流れてくるいろいろな種類のパンを
仕分けして、それぞれ、決められた箱に入れていくというものでした。

ベルトコンベアには、いろいろなパンが乗っています。

 →   →  →  →   →  
(二) (フ) (あ) (メ) (チョ)
−−−−−−−−−−−−−) (P君)
−−−−−−−−−−−−−) 

P君は、「チョコレートパン」「メロンパン」「あんパン」「フランスパン」
「二色パン」と大声で叫びながら、パンをそれぞれの箱に入れていきます。

P君の頭の中は、すっかり、パンで埋め尽くされてしまいました。

そんなP君の状況とは関係なく、パンは次々とやってきます。

P君は、だいぶ、疲れてきました。

そんなとき、作業終了5分前の放送がなりました。

P君は、ベルトコンベアの上流を見て言いました!

 →   →   →  →   →  
(メ) (チョ) (二) (フ) (あ)    
−−−−−−−−−−−−−) (P君)
−−−−−−−−−−−−−)

「よし! あと、アンパン、フランスパン、二色パン、チョコレートパン、メロンパンを箱に入れれば帰れるぞ!」

★たとえ話終了★

波動のグラフも、ベルトコンベアに載ったパンと同じように、平行移動してきます。

ですから、もし、僕が波の上に浮かんでいるとして、上流を見れば、これから僕が
どのように揺れるのかが分かります。

→   →   →   →   (僕)  
山 0 谷 0 山 0 谷 0 

上の図のように、今、僕の変位が0で、上流を見るとすぐ近くに谷があるとすると、僕は、こう言うのです。


「よし、あと、「下、0、上、0 … と振動したら帰れるぞ!」


このように、「上流を見る!」というのが、波動のグラフを見るコツです。



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